河辺社長からは、「外国人と共に働く〜これまでの経験とこれからのこと〜」をテーマに、実際に外国人の方を雇用する中で経験されたこと(うまくいったこと、そうでなかったことなど)をたくさんの事例を交えながらお話しいただきました。
外国人採用をする中で在留資格の問題など様々な問題を受けて、本人の能力等を鑑み特定技能ビザのための試験対策講座を行うなど、様々な形で外国人社員の方をサポートされていらっしゃいました。
そのほかに、分かりやすいマニュアルの整備やルールや約束を誰が教えるのかを明確にしたり、公平な評価の徹底や、勤務時間中は社内公用語として日本語と英語を使用することで、言語や国籍による先入観や不信感を除去するように心がけたり、単語などの理解レベルを統一する社内研修を実施したりもされているそうです。
例)シャンプーボトルへのシャンプーの補充→言語的に、「ボトルのラインのところまでシャンプーを入れる」という説明をしても、理解されていないことが多く、実際に見せながら説明する、ということをしている。
なぜ、外国人を雇用するのか?賃金が安いからか、とよく聞かれるが、外国人を採用するためのの採用コストは日本人を採用するよりも高い。しかし、①企業理念の実現に、国籍や性別、学籍などは全く関係ないこと、②これから人の移動はますます活発化して多様性が重要視される世界になること、③外国人雇用はハードルは高いが、その分、共に分かち合う喜びは大きい、④法令に基づく採用基準や社内ルールの整備により、素晴らしい仲間に出会えることができると信じているため、自分たちなりの回答を見つけたいともがいている、というお話が印象的でした。
「開催報告|8月10、11日に『日本で「はたらく」×「くらす」外国人の今!!〜企業・地域で考える、持続可能なこれからの多文化共生社会〜』を開催しました。」への1件のフィードバック